●068 おくつき おくつき 〇ゆきしひとのねむるところ

 表題:おくつき
 読み:おくつき

 収録:(A)最新同聲合唱曲集 若狭萬次郎編 共益商社 1929(S.4).7.24=初 ◎Copy=(K40) ※Beneken
    (B)改訂新女子音樂教科書 第4編 若狭萬次郎著 中等學校教科書 1933(S.8).9=初/1943(S.18).7=修正3版

 記譜:(A)混声四部合唱(伴奏なし) 変ロ長調 3/4
    (B)女声三部合唱(伴奏なし) 変ロ長調 3/4

 インチピット:ドレド|ドシシ|レドシ|シドド

 曲:ベネケン,フリードリヒ・ブルヒャルト(Beneken, Friedrich Burchard)(1760-1818)[ドイツ]
 詞:犬童球渓

 ※作曲者=ニーベの資料がある(別曲?)
 ※友を送る(285)と同曲、調性&譜割りが一部異なる


[詞] ※(A)最新同聲合唱曲集より

1.逝きし者のいこふところ 苔のみ墓訪ね來れば
  小草(をぐさ)青く小徑(みち)を埋め 落葉深く土を覆ふ

2.落葉掃きて苔を拂ひ 眼閉じて前に伏せば
  眠る人の面(おも)わ見えて 熱き涙頬を傳ふ


[詞] ※(B)改訂新女子音樂教科書 第4編より

1.逝きし人の眠る處(ところ) 露を踏みて尋ね來れば
  茂る小草(をぐさ)青く道を埋め 積る落葉土を覆ふ

2.苔を拂ひ水を手向け 眼閉じて拝み居れば
  逝きし人の面(おも)わ見えて 熱き涙頬を傳ふ


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